信愛での2年間を大きな糧として、それぞれの夢に羽ばたいていった先輩たち。授業で学んだ知識を現場で活かしている人、現場で感じた課題を再び信愛に戻って見つめ直した人。現在、多くの先輩たちが、保育・教育現場をはじめ、さまざまなフィールドで幅広く活躍しています。社会に出て豊かな経験と出会いに恵まれた今、その姿はより一層いきいきと輝いています。
天職のように楽しく打ち込める幼稚園教諭を長らく続けてきましたが、家庭や地域環境に伴う子どもたちの変化や幼保一元化の流れへの対応の必要性を強く感じるようになってきました。そこで、園長先生のお許しを得、母校で2年間学び直しました。問題意識を持ち、また初心にかえっての勉強や実習体験はとても新鮮で、改めて人と人との関わりや命の尊さについて深く考えることができました。今はまた母園に復帰し、子どもたち相手に奮闘の毎日です! 幼稚園教諭は本気で取り組めば取り組むほど魅力的な仕事だと思います。
知的障がい児の通園施設に勤める保育士として、信愛で学んだ「人は何かをして価値が決まるのではない。人は"生きている"それだけですばらしいのだ」という今道先生の精神論は今も大きな支えになっています。子ども教育学科を受験する皆さんは、子どもが好きだからこの道を選んだと思います。しかし、授業では客観的に子どもを見つめることが必要だと教わることでしょう。実際それはとても大切なことです。しかし、現場に身を置く私から言えることは、最終的には「子どもが好き!」の気持ちが一番ということ。どうか自身を持って保育の道を歩んでください。
できなかったことも、教えた分だけできるようになっていく。そんな子どもたちの成長を見た時が保育士として最高に嬉しい瞬間です。私は現場での経験から、子どもたちを受けとめてあげることが保育の始まりだと思うようになりました。ですから、子どもの気持ちを受けとめる「言葉かけ」はいちばん大事なこと。その言葉かけについて、信愛で何度も何度も繰り返し勉強できたことは本当によかったと思います。私の目標は、何よりもまず子どものことが考えられる保育者になること。そして、同僚にも心くばりを忘れない社会人でありたいと思っています。
信愛での授業はどれも今の仕事に活かされています。なかでも、友達の前で行う実践指導は、本当に力になりました。幼稚園の先生としてやりがいを感じるのは、やはり子どもたちの成長を感じた時。基本的な生活習慣や発表会でのおゆうぎなど、初めは全く出来なかったことができるようになり、喜んでいる子どもの姿を見たときはとても感動します。幼い頃からの夢が叶えられた今、次なる目標は子どもたちの心に残る先生になること。そのために、先生として大切なことを先輩方から学び、子どもたちとともに成長し続けたいと思います。
一日も早く小学校の先生になりたかった私は、「試験勉強の時間を確保する」「科目ごとに本を1冊買い、何回も繰り返して使う」「気分転換も忘れない」という決め事を作って採用試験に挑みました。筆記試験終了後は、先生の助けを借りながら、面接や討論の練習を繰り返す毎日。諦めそうになった時もあったので、合格を知ったときはうれしくて涙が止まりませんでした。辛かった試験勉強の日々を乗り越え、念願だった小学校の先生として、子どもたちの笑顔に囲まれながら、一歩一歩頑張っています。