論文集「人と環境」(Human and Environment)
Vol. 4 (2011)
2011.12.31
- 看護行為の体験と臨床の知
―シュッツのレリヴァンス概念を用いた
2人の看護師が語る「看護行為の体験談」の分析―
[論文]
- 山中恵利子 pp. 1-8 [要約]・
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看護行為の体験と臨床の知―シュッツのレリヴァンス概念を用いた
2人の看護師が語る「看護行為の体験談」の分析― [論文]
山中恵利子 pp. 1-8
本研究は、シュッツのレリヴァンス概念を用いた看護師の「看護行為の体験談」の分析により、
①看護師が、患者にとってみれば決して充たされていないと考える看護行為を振り返り、
我が身に潜んでいるその原因を知ること。
②振り返ることによって得られた新たな知識を明確にすることを目的として行った。
2人の看護師の体験談から患者が満足する看護行為を提供できなかった原因は、
経験や知識の不足であった。1人の看護師の体験や知識には限りがある。
多くの看護師の貴重な体験談から「臨床の知」を掬い上げ看護師共有の知とすることは、
患者の理解や患者が満足する看護行為を提供することに貢献すると考える。
キーワード:看護行為・体験・レリヴァンス概念・類型化
Eriko Yamanaka:
Experience Performing Nursing Actions and "Clinical Knowledge" ― Analysis of Experience
Performing Two Nursing Actions ―
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Human and Environment Vol. 4 (2011)